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2006-05-11

2006年大耳ライブ

大耳ライブ2006  族長下松   

みなさん、観るにしろヤルにしろ覗くにしろ、大耳ライブに参加してくれてありがとう。

予告編映像はこちら→http://homepage.mac.com/jumons/iMovieTheater10.html

掲示板の方で賛否がありましたが、それに関して全部載せると凄い分量になるので、ここでは僕の責任で選んだ物を載せておきます。

まず出演者からの感想

大耳ライヴ終了 宮下ムソー

御来場の皆様、ありがとうございました。チープサイドが満員大盛況で、あわや演技スペースがなくなるのではという状況、出演者一同大変嬉しく思っています。一発目の森さんから、第1音が不吉な破壊音で、テンションの高いライヴだったと思います。私は、椿銀平さんの「魔女の館」等々初めて聞くレパートリーをじっくり楽しみました。
超小耳プロジェクトの詩劇について少し書きます。
原詩人松本Kの詩をそのまま舞台化し、松本K、田崎ちょこの二人で演じるミニマルなこの芝居。なんでも芝居にしてしまう下松勝人の技術が満載で、この調子だと電話帳でも百科事典でも、なんでもお芝居になってしまいそうです。
松本Kの詩は、はっきり言ってほとんど意味が分からない。だから、お芝居も、意味が分からない。
しかし、言葉の持つ強い力に引きつけられて、見てしまう。
それは「刹那プレイ」のようなエロおかしい言葉だったり、「ばあさんじゃ!」の様なおかしくも少し怖い言葉だったりしますが、予想外の言葉の連なりに意識が引きつけられる。
だが、重要なのは、これが単にランダムでダダな不条理な単語の羅列ではなく、松本Kの脳髄の中では、明確な意味と脈略をもった連なりであるという点でしょう。そこが、完全なランダムとは違うところで、先に電話帳でも芝居になると書きましたが、電話帳では出せない吸引力がこの芝居にはある。演出家も役者(1名)も、自分が扱っている脚本の意味がてんで分かっていないのに、演じ終えると明確な脈略が存在したような気が確かにする。
切れのいい冴えた役者の身の交わし、瞬時に入れ替わるキャラクターを演じこなす役者の技術、松本Kの迫力、田崎ちょこのキュートさ、等を楽しみつつ、そんなことを思いました。
超小耳プロジェクトは、余興等では決してなく、下松勝人の堂々たる新作なので、みなさん是非見ていただきたいと思います。(またやるんですよね?)

宮下、美南、aska、花田チームの出し物は、みなさんの感想を是非聴きたいです。会場はカオスでした。花田さんのギターは相変わらず鳥肌物で、共演中は意識が変わります。出演者一同、影響を受けて、リハーサルの10倍くらい飛ばしまくりで、おーい、打ち合わせと全然違うことやってるよーとあせりました。askaさんと美南さんが戦いだすし・・・。

観客Tさんからの感想 

4組のアーチストで、「これまでの大耳」「これからの大耳」を総括してみせる。
あくまでも、「トータルにすばらしかった」という前提で。
森耕の一人パフォーマンス「ガムテープ男」10年ちかく同じパフォーマンスを繰り返し続けるのは、ある意味でクレイジーな魅力を備えてきているようだ。空間を奇妙にひしゃげさせる独特の妖気はみるものを巻き込み、飽きさせない。ただ、客いじりにはもう一工夫、一呼吸ほしい。
椿銀平こといけだ氏の弾き語り。自分はもういけださんがステージに出ているということだけで大満足。なんてったって6年ぶり。おまけに名曲「魔女の館」まで持ってきて、なつかしさと感動と爆笑でもう涙腺決壊寸前。10年前の九大の地下ドグラマグラがフラッシュバックする。自分にとっても青春だった。
松本Kとちょこさんの詩をテーマとした寸劇パフォーマンス。どの話もシュールで独特のブラックな世界。まず、長いせりふの暗記力に感動。それから、それを肉体・肉声をぎりぎりまで使い切って表現するダイナミックな肉体性にも感動。2人の世界は、筋肉もりもりの軟体動物がぬめぬめのたうっているみたいだ。やはり、よいパフォーマンスって頭脳と肉体のせめぎあいなんだな。どちらかが他方をコントロールしようとすることへの抵抗が強いほどいい緊張を生む。
ラストは宮下くんとみなみちゃん、askaさんのボディペイントを中心としたパフォーマンス。なんだか幻想的な時間。宮下君とみなみちゃんが互いにペイントしあうのだが、その間は、花田氏のギターのミニマムな効果もあり、幻想的な雰囲気。そのご、askaさんが模造紙を破りながら乱入し、みなみちゃんが客を引き込んでいく。みなみちゃんから腕をつかまれて、いやだと拒める客などいるわけがない。生身の人間が「作品」と化し、その作品が主体を持ち、場に異様な緊張感を生み出す様子はまさに圧巻。欲をいえば、みんなもともとキャラで持ってる下世話な雰囲気も少しほしかったかなあ。にらまれるより、ナゾのほほえみの方がよかったかも。そっちの方がほんとは怖いし、勘違いしたらうれしいし。
下松さんには本当に頭が下がる。人望、統率力、企画力のたまものだと感じた。
振り返って、自分に、音で今日のパフォーマンスと同等に他人に何かを与えることができるだろうか。
精進・精進だ。

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